凛子が最強!?『おまもりひまり』最終回 ウシロシンジ監督・キャストコメントをご紹介!

最終回を向かえた『おまもりひまり』。その最終回の収録を終えての感想を小清水亜美さん、平川大輔さん、松岡由貴さん、真堂圭さん、野水伊織さん、大亀あすかさん、そしてウシロシンジ監督にお聞きしました!

最終回の収録を終えた感想をお聞かせください。
緋鞠 役:小清水亜美さん

寂しさ半分、ホッとした気持ち半分みたいなところです。緋鞠はヒロインですが、妖モードを11話から発動していて、最終回ではヒロインではない姿になっていたりするので、それをどう演じようかということで頭がいっぱいになっていました。最後にそれを収録したときは正直「やれた。終わったんだ。」という気持ちと、あとからジワジワくる「これで次がないんだな」という寂しい気持ちを味わいました。

九崎凛子 役:野水伊織さん
『おまもりひまり』のアフレコは、始まってから最終回までが凄いスピードだったなという気がしています。寂しい気持ちもあるのですが、結末的には大団円な感じで終わっていて、恋の行くへはどうなったのか気になるので、ひと段落つきましたが、そこで終わりにしたくないなという気持ちです。

静水久 役:真堂圭さん
アフレコが始まってから段々と人が増えていき、最終話では色々な妖が出ていて賑やかな終わりだったので、その賑やかさで、戦いばかりではない違った『おまもりひまり』も見てみたいなというのが正直なところです。静水久をやりきれていない感じがあるので、そこでやれたらいいなと思いました。

神宮寺 くえす 役:松岡由貴さん
最終回、まさかああくるとは思ってませんでした(笑)。戦って、戦って、最後はほっこり平和な空気につつまれて…でもなぜか続きが気になる…いいエンディングだったと思います。続き、やりたいですね!!

リズリット・L・チェルシー 役:大亀あすかさん
テレビ放送がまだ途中なのであまり実感がなかったりもするのですが、収録は無事終わりました。とても楽しい現場でした。リズは最初、癒し系で登場したのですが、最後のほうはボケ要員のような感じになっていて、ひとつ心残りなのは、もっと私もエロ要員でありたかった(一同笑)。

天河 優人 役:平川大輔さん
終わってホッとした部分もありますし、それと同時に寂しくてもっとやりたいなという気持ちもあるのが正直なところです。いわゆるメインと言われるキャストが全員揃ったのが10話からで、全員揃ったと思ったらもう終わりで、僕の中では、ここからスタートを切り直すのかなという感覚だったりします。揃ったメンバーでまだまだ楽しいこともできると思いますし、ぜひ続きがやりたいなと思える素敵な現場でした。

ウシロシンジ監督
キャストの皆さんには高いものを求めさせていただきまして、僕のほうは120%応えていただいたと思っております。くえす様の話が終わる8話で一通りのメンバーが揃って、そこから藤原啓治さん演じる鏑木兵吾と菊池正美さん演じる酒呑童子が登場し、ある意味女性陣対男性陣とのバトルになっていくという構成に最初から詰めさせてもらっていて、全員が揃ってそこから1本分の話にまとめて、実は全体で序章のような感じで構成させていただきました。原作のほうはまだまだ続いていくようなので、それも含めて楽しんでいただければと思います。

キャストの皆さんから監督へ質問はありますか?
小清水さん

色々なジャンルの女の子が登場しますが、監督的にはどのタイプが・・・
ウシロシンジ監督
いや、もう・・・・、優人。
女性陣
え~!?(笑)
平川さん
やったー!
松岡さん
BL的な?

小清水さん
じゃあ、平川さんは?
平川さん
僕は緋鞠ですね。
小清水さん
ありがとうございます!

ちなみにどこが?
松岡さん

乳?
平川さん
(笑)外見じゃなくて。妖として背負っているものがあったり、人間として背負っているものがあったり、家柄として背負っているものがあったり、皆それぞれに重たいものを背負っているのですが、自分が背負っているものに押しつぶされそうになったときや、自分でそれを守ろうとするときのバランスが一番しっくり来たのが緋鞠だったということです。もちろんそれは原作があって、それを亜美ちゃんが自分の中で咀嚼して、導き出し紡ぎだしたものを聞いての話ですけども。
小清水さん
でも、監督が優人を選んでしまったということは、私たちのキャラクターの魅力をもっと深く知ってもらわなければいけないということですよね。

やってみたいエピソードは?
平川さん

原作にある静水久と地走家の話をぜひアニメでやらせていただきたいなと、原作を読ませてもらって思っています。そうするとまたキャラクターが増えちゃうんですけど(笑)。

松岡さん
それだったら0巻のくえすの過去話をぜひとも見ていただきたいです。髪が白くなった訳が・・・。
ウシロシンジ監督
「なんで白くなったんだ?」って言っている方がかなりいるらしく、「どこで愚れたんだ?」って言われているらしいですよ(笑)。
平川さん
あの話は凄い話ですよね。確かに「ああ、こうなるわ」という。
皆背負っているものが少しずつ出てきているじゃないですか?今までは優人だったり緋鞠だったりが凄くフューチャーされていましたけども、他のキャラクターも掘り下げられてきているので、ひとりひとりのお話をできたら良いなと思いますね。
ウシロシンジ監督
その中で、戦いとお色気とギャグも含めて『おまもりひまり』の魅力だと思いますね。
平川さん
メリハリは凄くあった作品だと思いますね。最初からギャグは思いっきりギャグで、
松岡さん
エロはエロく(笑)
平川さん
決めるところはがっちり決める。そのメリハリは皆考えてやっていたと思います。

小清水さん
凄く話が飛ぶんですけど、ひとつ言いたいことがありました!
最終回前後の話なんですけど、あの辺って凄い戦いになるじゃないですか。「皆を守らなきゃ」と戦える面々は頑張って戦っていた訳じゃないですか。守られる中に凛子は人間だからしょうがないんですけど、リズ!リズは攻撃されても痛くないよね?(一同笑)。「きゃーっ」ってなってたけどカップじゃない!?(一同笑)
ウシロシンジ監督
精神的にダメージを与えられる緋鞠の強さなんですよ。
大亀さん
あれは精神的なものだったんですね・・・
ウシロシンジ監督
そうそう、だから静水久も本当はやられないはずなんですよ。いっぺん水になってそれからやられるじゃないですか?2回攻撃されているというのは実はそういうことなんです。外見だけなじゃなくて内面にも追い討ちをかけるんですよ。
小清水さん
なるほど!
大亀さん
空気が、皆がやられちゃっているので、自分も気持ち的にやられちゃって・・・(一同笑)
平川さん
凛子は強いよね。
野水さん
気持ちまでやられるのに、無傷ですよ(笑)
小清水さん
これは凛子妖説?
野水さん
いつもの日常に戻ろうかとなったときも、鏑木さんですら怪我をしたのに、骨すら折れていなくて・・・(笑)
ウシロシンジ監督
光渡しが使えるようになれば凛子も強くなると思いますよ。あれは人に対してではなくて物に対してですから。凛子が持つ釘バットも聖剣に匹敵します(笑)。
平川さん
エクスカリバーみたいな?(笑)
小清水さん
最強じゃない?(笑)
平川さん
それで俺殴られるんだ・・・(一同笑)

小清水さん
続きをやりましょう!酒呑童子さんも死んでいるわけじゃないらしいので。
平川さん
いつの間にか、タマさん我が家で食事をしていますし。
松岡さん
でもタマが九尾の狐になったときは、「ああ、これは動物マニアとしてはたまらん。萌え。」と思いました。皆自分のキャラクターが一番可愛いと思っていると思うのですが、私も当然くえすが一番だと思っているのに、あの変身後の狐にちょっと負けた気がしました(笑)。しかも水原ちゃんの鳴き方が、狐が鳴くんだったらこんな感じだろうと思えるような鳴き方で、『おまもりひまり』では私結構動物をやっていたのでいい勉強になりました(笑)。

それではファンへメッセージをお願いします。
平川さん

アニメはラストに向けて8割シリアス、1割ギャグ、1割以上エロ、みたいな感じで、10割を超えた大きな作品になっています。我々が声を入れる段階でほぼ100%絵が出来上がっているという素晴らしい環境で、やらせていただきまして、色々な方に感謝をしながら作っています。皆で良い作品にしようと力を合わせ頑張っていますので、ぜひ最後まで見ていただいて、皆さんの中に何か残ったら「ぜひ続きを」というメッセージを送ってください。

大亀さん
キャラクターもいっぱい登場してきて、これから色々な展開が待っていますし、どんどんヒートアップし最終回もどうなるか見てみないと分からないので、皆さん楽しみに待っていただけたら嬉しいなと思います。これからも『おまもりひまり』よろしくお願いいたします。

松岡さん
これまでも音楽と映像のクオリティーは高いのですが、最終回はさらにパワーアップして、映像のスピード感も半端なく格好良い感じに出来上がっています。まさかの展開、今までご覧になってきた集大成なので、ぜひ最終回は見ていただきたいなと思います。

真堂さん
色々なキャラクターの良いところがあちらこちらに転がっているので、隅々まで見て、最終回見たらまた1話見てと、何度も繰り返して見られる凄く楽しい愉快なエロい作品なので、ずっと見ていただいてバイブルにしていただけたらなと思います。ありがとうございました。

野水さん
6話からハードコア編ということで、お色気もパワーアップし、バトルもどんどん白熱し、格好良さにもお色気にもますます磨きがかかっていると思います。最終話は、いつもはへたれだった優人君の本当の思いや、皆で紡いできた思いが表にでる回となっています。最終話を見る前にもう一度これまでの話を見直してくれたら、より感情移入して見られるかもしれません。最終話を見終わったらDVDを買って全部見直すと良いと思います!

小清水さん
12話を通して色々な緋鞠を演じてきましたが、私自身もたくさんチャレンジをしてきたなと思っています。そんな『おまもりひまり』ぜひぜひ最後まで見届けていただけたら…と心から思います。
アニメはアニメで見ていただいて、原作はまだまだ続きますので、そちらの方も読んでいただいて、ずっとずっと『おまもりひまり』のファンでいただけたら嬉しいです。どうもありがとうございました。

ウシロシンジ監督
今回アニメ化させていただくにあたって、そこにある思いやファンの方の思いも含めて映像にさせてもらうという責任があるところで、スタッフ・キャストにもアニメ『おまもりひまり』を非常に愛してもらって作り上げることができたと思います。そういう形でできた作品というのは、必ず見ている側にっ伝わる物があると思っております。『おまもりひまり』楽しんでご鑑賞いただければと思います。

ありがとうございました。

(C)2009的良みらん/富士見書房/おまひま製作委員会



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